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村の掟

人間が2人以上集まって暮らす場所には、
必ず共同生活のための何らかの約束事、
ルールが発生します。

人間は1人では生きていけません。

ゆえに、人間のいるところどこにでも、
みんなで守るべき規則があり、
掟があることになります。

ここ、明るいJ村でも事情は同じ。

いくつかご紹介をさせていただきます、
たとえばこちら。

c3a4bf99.jpeg







比較的、オーソドックスなルール、
おそらく世界中の全ての村々で通用する決めごとですね。

はい、喫煙とゴミ出しのマナーは守りましょう。

ちょっと変わったところでは、
こういうのもあります。

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村に通じる1本道の
入口のところには鉄の柵があって、
このような札がかかっています。

J村、内気な方がほとんどなもので、
何卒ご容赦くださいませ。

えーと、これはちょっと説明がいるかもしれません。

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村には「滝野川」という地名が残っているくらいで、
古くはたくさんの滝があちこちにありました。

今ではすっかりその数も減りましたが、
名主の滝公園の中など、いつくかは現存しており、
http://www.city.kita.tokyo.jp/misc/kanko/data/a/5.html
中でも有名なのは、
村の中央公園にある滝、こちらです。

d9398a85.jpeg







ベネズエラのエンジェルフォールと同じ、
世界一の落差978mを誇っています。

写真の立て札は、
公園で遊ぶ村の子どもたちに
厳重な注意を促してるわけです。

それから、これ。

72fa72e1.jpeg







そうですね、麻生さん、
いくらなんでもそんなところで寝ていたら、
風邪をひいてしまいます。

これからの季節、
熱帯夜が続くこともあるでしょうが、
せめてお腹だけは冷やさないよう注意しなくてはいけません。

村には、まだまだ他にもたくさん掟はあるのですが、
切りがないので最後に1つだけ、こちらです。





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・・・はい、がんばります。(汗)




(※この日記は、一部フィクションを含みます)

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2人

今日6月30日と明日7月1日は、
J村最大の縁日「お冨士さん」の日。

「お冨士さん」とは・・・

J村には「冨士神社」というのがございまして、
ここには、江戸以降盛んになった、
富士山を信仰の対象にする民間信仰団体
「冨士講」の「塚」があります。

塚は、本物の富士山に模した、
ご近所版ミニチュア富士山です、
高さは5~6mといったところでしょうか。

ちなみに都内には、
他にもたくさんのミニ富士山、
冨士塚があるんですが・・・

J村の冨士塚、もとは古墳。

江戸の中期、18世紀の中頃までに、
古墳の上に溶岩をのっけたり頂上を削ったりして、
冨士塚の形に整えられたようです。

毎年7月1日の富士山の山開きに合わせて、
前日の6月30日と当日の7月1日に縁日があって、
J村銀座商店街の中ほどから東に向かって、
冨士神社まで続く道沿いに露店がびっしりと並びます。

この縁日が、
冨士神社の名称にちなんで
「お冨士さん」と呼ばれているわけです。

地元村民や近隣の住民のみならず、
J村に暮らしたことがある人たちも
懐かしがって大勢集まってくるそうで、
平成の世になった今も、老若男女の別を問わず、
大変な人出があって毎年芋を洗うようです。

綿飴、たこやき、お好み焼き、カキ氷、
杏飴、焼きとうもろこし、焼きイカ、焼肉、ベビーカステラ、
射的、金魚すくい、ヨーヨーすくい、はっかパイプ、
くじ引き、型抜き、お面屋さん、などなど…

屋台をひやかしながらゆっくり進み、
冨士塚に登ってお参りし、
来たときと反対側の沿道を商店街まで引き帰すと
たっぷり1時間以上はかかるはず。

片道約400m、往復で800m近い一大露店パーティー。

縁日好きな方にはたまらないかもしれません、
今夜、J村役場の職員3名も足を運んでみる予定、楽しみです。



さて。

つい先日、冨士神社まで散歩をしたときのこと。

「富士山の麓」に2体の像を発見しました。

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棕櫚の葉が邪魔になって、
適当な角度から撮影できず残念だったのですが、
手前が大黒さま、
その向こうにちらりと見えているのが布袋さま。

どなたかが寄進したんでしょう、
お2人ともおめでたい方、嬉しいですね。

ところが・・・

大変におめでたくて結構なんですが、
何かがひっかかる。

その場ですぐに思い出しました、
実は去年の秋、
同じ場所で、私、写真を撮っていたんです。

それがこちら。

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半年ちょっと前には、
布袋さまお1人だったんです。

もしかすると・・・

これからあと5年をかけて、
J村の富士山の麓には七福神が勢ぞろいすることに
なるかもしれませんね。

ながーい目で見守っていきたいと思います。

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★本日(2009/6/30)のトップ画面は、
昨年の「お冨士さん」のときの写真を使ってみました。

天井画

武蔵野台地の北東端に位置する、明るいJ村の一部。

東京の低地にまで海が入り込んでいた6,000年くらい前も、
人が暮らしていたようです。

縄文、弥生、古墳時代・・・

かつての集落やお墓や貝塚や、
人々の暮らしの痕跡が、
村の中にはたくさん残っています。

つい先日も、
台地の崖に横穴を掘って死者を埋葬した、
「横穴墓(おうけつぼ)」がまた1つ発見されました。

時代は6世紀頃。

2mの穴の高さは、
他の横穴墓でもよく見られるごく普通のサイズ。

15mの横幅と20mの奥行、これが異例の大きさでした。

大きさだけでも、
考古学的にはちょっとしたニュースだったのですが、
専門家たちをさらに驚かせたのは、
発見された天井画、こちらです。





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描かれているのは、
何らかの神事に関わる
「相撲」に似た闘争の儀礼の様子。

画面の中心では
「金」の文字の入った腹がけをした男児とクマが
ぶつかり合っています。

行司役と思われる動物・ウサギや、
観戦する動物たちがその周りに配されています。

  「え?!この時代の日本にこんな動物が・・・」

  「眉毛の有無には、
   何か象徴的な意味があるのだろうか・・・」

  「・・・き、金太郎?」

素人目に見ても、疑問は尽きないわけですが、
最大の謎は、やはりこの動物。

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いくつかの動物のイメージが
掛け合わされたんでしょうか、
当時の日本人の神話的な思考を垣間見させる
実に不思議な存在。

全国的に見ても、
これまでの記録に一切登場しない図像ということで、
専門家たちも、
どこから考えればいいのか手がかりさえつかめず、
頭を抱えているとのこと。

拡大してみましょう。

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謎は深まるばかりです。






(※この物語はフィクションです ^^;)

ヒゲ

梅雨入りをしたJ村。

カメラを持って歩いてみました。

バス通り沿いの街路樹の、根元に咲いた紫陽花。

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厚い雲に力を削がれた陽の光の下、
風景の中に鮮やかさを取り戻そうと奮闘するも、
多勢に無勢、旗色の悪さは否めません。

駅前のビワの木の実のオレンジ色も、
心なしかくすんで見えます。

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最近できたばかりの立ち飲み屋の、
看板のかえるたちだけは、何やら嬉しそう。

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しかし、あれですね。

こうして歩いてみると、
ついひと月ほど前には
本当に明るく輝いていた木々の緑が、
随分と濃くなってます。

そして、蔦はいつの間にか村を覆い。

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覆い。

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古い家々の、シワの寄った顔は、
ひと雨ごとに夏のヒゲの中に埋もれていきます。

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内訳

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━━━━━━━━━━━
     領 収 書
 
 毎度有り難うございます
━━━━━━━━━━━
創業昭和3年(1928年)
十条駅前
   斎藤酒場
 TEL03(3906)6424 
2009/06/13(土)

    01**

+       ¥3,560
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
現計     ¥3,560
 品数      1.

扱 02          000045

**********************

上記領収書の下から2行目に記載のある
「品数1.」の内訳は以下の通り。

  ・冷やしビール大瓶×2本
  ・泡盛×コップ2杯
  ・コカコーラ小瓶×1本
  ・ポテトサラダ×1皿
  ・カレーコロッケ×3ヶ(1.5皿)
  ・たこぶつ×1皿
  ・もつ煮込み×1皿
  ・冷奴×1皿
  ・谷中しょうが×1皿

  ※人数3名・お通し:落花生
   滞留時間約2時間

 

安いよね・・・