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天井画

武蔵野台地の北東端に位置する、明るいJ村の一部。

東京の低地にまで海が入り込んでいた6,000年くらい前も、
人が暮らしていたようです。

縄文、弥生、古墳時代・・・

かつての集落やお墓や貝塚や、
人々の暮らしの痕跡が、
村の中にはたくさん残っています。

つい先日も、
台地の崖に横穴を掘って死者を埋葬した、
「横穴墓(おうけつぼ)」がまた1つ発見されました。

時代は6世紀頃。

2mの穴の高さは、
他の横穴墓でもよく見られるごく普通のサイズ。

15mの横幅と20mの奥行、これが異例の大きさでした。

大きさだけでも、
考古学的にはちょっとしたニュースだったのですが、
専門家たちをさらに驚かせたのは、
発見された天井画、こちらです。





69487809.jpeg







描かれているのは、
何らかの神事に関わる
「相撲」に似た闘争の儀礼の様子。

画面の中心では
「金」の文字の入った腹がけをした男児とクマが
ぶつかり合っています。

行司役と思われる動物・ウサギや、
観戦する動物たちがその周りに配されています。

  「え?!この時代の日本にこんな動物が・・・」

  「眉毛の有無には、
   何か象徴的な意味があるのだろうか・・・」

  「・・・き、金太郎?」

素人目に見ても、疑問は尽きないわけですが、
最大の謎は、やはりこの動物。

596653c5.jpeg







いくつかの動物のイメージが
掛け合わされたんでしょうか、
当時の日本人の神話的な思考を垣間見させる
実に不思議な存在。

全国的に見ても、
これまでの記録に一切登場しない図像ということで、
専門家たちも、
どこから考えればいいのか手がかりさえつかめず、
頭を抱えているとのこと。

拡大してみましょう。

d81a2f3c.jpeg





謎は深まるばかりです。






(※この物語はフィクションです ^^;)

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