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2人

今日6月30日と明日7月1日は、
J村最大の縁日「お冨士さん」の日。

「お冨士さん」とは・・・

J村には「冨士神社」というのがございまして、
ここには、江戸以降盛んになった、
富士山を信仰の対象にする民間信仰団体
「冨士講」の「塚」があります。

塚は、本物の富士山に模した、
ご近所版ミニチュア富士山です、
高さは5~6mといったところでしょうか。

ちなみに都内には、
他にもたくさんのミニ富士山、
冨士塚があるんですが・・・

J村の冨士塚、もとは古墳。

江戸の中期、18世紀の中頃までに、
古墳の上に溶岩をのっけたり頂上を削ったりして、
冨士塚の形に整えられたようです。

毎年7月1日の富士山の山開きに合わせて、
前日の6月30日と当日の7月1日に縁日があって、
J村銀座商店街の中ほどから東に向かって、
冨士神社まで続く道沿いに露店がびっしりと並びます。

この縁日が、
冨士神社の名称にちなんで
「お冨士さん」と呼ばれているわけです。

地元村民や近隣の住民のみならず、
J村に暮らしたことがある人たちも
懐かしがって大勢集まってくるそうで、
平成の世になった今も、老若男女の別を問わず、
大変な人出があって毎年芋を洗うようです。

綿飴、たこやき、お好み焼き、カキ氷、
杏飴、焼きとうもろこし、焼きイカ、焼肉、ベビーカステラ、
射的、金魚すくい、ヨーヨーすくい、はっかパイプ、
くじ引き、型抜き、お面屋さん、などなど…

屋台をひやかしながらゆっくり進み、
冨士塚に登ってお参りし、
来たときと反対側の沿道を商店街まで引き帰すと
たっぷり1時間以上はかかるはず。

片道約400m、往復で800m近い一大露店パーティー。

縁日好きな方にはたまらないかもしれません、
今夜、J村役場の職員3名も足を運んでみる予定、楽しみです。



さて。

つい先日、冨士神社まで散歩をしたときのこと。

「富士山の麓」に2体の像を発見しました。

e2bbfce3.jpeg







棕櫚の葉が邪魔になって、
適当な角度から撮影できず残念だったのですが、
手前が大黒さま、
その向こうにちらりと見えているのが布袋さま。

どなたかが寄進したんでしょう、
お2人ともおめでたい方、嬉しいですね。

ところが・・・

大変におめでたくて結構なんですが、
何かがひっかかる。

その場ですぐに思い出しました、
実は去年の秋、
同じ場所で、私、写真を撮っていたんです。

それがこちら。

7d81fbc7.jpeg







半年ちょっと前には、
布袋さまお1人だったんです。

もしかすると・・・

これからあと5年をかけて、
J村の富士山の麓には七福神が勢ぞろいすることに
なるかもしれませんね。

ながーい目で見守っていきたいと思います。

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★本日(2009/6/30)のトップ画面は、
昨年の「お冨士さん」のときの写真を使ってみました。

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