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背の低い町で



2014年10月25日、土曜日、午後。

江戸川区の平井へ行った。

明るいJ村のある
東京都城北エリアは、
辛うじて武蔵野台地の北東端に位置し、
あっちこっちに海抜20m程度の
アップダウンがある。

ぱっと見は平らな土地でも、
よーく観察すると
わずかな傾斜や起伏があるし、
方角を決めて歩き続ければ、
いずれ道は上ったり下ったりする。

広がっているのは
なんだかんだで坂のある風景。

でも、平井は違った。

武蔵野台地を遠く離れた
いわゆる「海抜0m地帯」が広がる
東京東部のこのエリア。

ほぼ、まっ平ら。

晴れ空の下、
総武線の平井駅前から
あてもなく背の低い町をいく。

どことなくぽかぽかとした
陽気のせいもあったんだろうか、
道を行く人も、町並みも、
のんびりと寛いでいるように見えた。

駅からも程近い諏訪神社の中には、
小さな富士塚があった。

J村の冨士神社、
通称「お富士さん」を思い出し、
ちょっと嬉しくなる。

やがて道は旧中川にかかる
平井橋にぶつかった。

これを越えれば向こうは墨田区だ。


  「あ……」


橋の真ん中から
彼方に東京スカイツリーが見えた。

海抜0mから望む634mのタワー。

今、地図をみて確かめたところ
橋からタワーまでの直線距離は
わずか2km程度。

どうりで高く見えたわけだ。










まあ、カモメの乗った
平井の電灯の方が高かったんだけどね。(笑)



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