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1月10日日曜日、午後。
小春日和のJ村を職員Kと視察。
「お、結構あったかいね」と私。
「日差しが何となく春っぽくなってきたかも」とK。
しゃべりながら、ぽこぽこ歩いてさしかかった空き地、
ぬくぬくとしていそうな枯れ草の絨毯。
見えますでしょうか、
そのど真ん中に二毛猫が一匹、
いかにも満足気に昼寝をしてました。
「この時期、猫は必ず一番あったかいところにいるもんなんだ」と私。
「ふうん」とK。
「夏は一番涼しいところにいるしね」
「ふうん」
なおもてくてく歩いて公園を抜け図書館に寄ってから引き返す。
帰り道、太陽を背にこちらに近づいてくる猫影・・・
こんどは妙に人懐こいトラ猫、
すぐ傍まできてくるりと方向転換し、
Kの足元に鎮座。
私たちが離れても道の真ん中から動かず。
スフィンクス並みの落ち着きよう。
「いい度胸してるね」と私
「ほんとほんと」とK。
そうこうするうちに、
行きがけに通りかかった空き地が近付いてくる。
「さっきの猫、きっとまだいるよ」
「そう?」
残念ながら、いなくなってたんですが・・・
壁際にクロネコが。
そうか。
きっと一番あったかい場所が時間に合わせて移動したんだ。
それで先程の猫は去り、
新しい最上ぬくぬく地帯に別の猫が引き寄せられ
すぽっとハマることになったんでしょう。
後でKにこの仮説を話してみよう。
「う~ん・・・」
くらいのリアクションはもらえるかもしれない。
2010年1月1日、元日。
早朝、赤羽の崖の上で初日の出を拝んだ後、
明るいJ村役場職員S、K、Yの3名、
役場の隣にある職員Sの実家で、
おせち料理、屠蘇、雑煮。
KとYは、小豆の善哉も。
午後、3人で外出。
年の瀬の喧騒から一転、
軒並みシャッターが下り、
人出もまばらなJ村銀座商店街を中ほどまで行き、
右に折れて冨士神社へお参りに。
神社までの沿道も境内も、
半年前の縁日の騒ぎがまるで嘘のよう、
http://akaruij.blog.shinobi.jp/Entry/42/
午後の中途半端な時間だったからかもしれません、
ほとんど人気もなく閑散としていました。
時折ぽつり、またぽつりと、参拝客が現れる程度。
「ミニチュア富士山」冨士塚の階段を上り切ると、
塚の頂上の小さな石造りのお宮の前には
年の頃4つか5つの男の子を真中に挟んで、
若いご夫婦の姿。
お賽銭を自分で出したがる男の子、
もたもたと手間取って中々上手くことが運ばない。
その姿を、左隣からもどかしそうに見下ろし、
小声で急かす母親。
所在無さげに、息子と妻の様子を眺める男・・・
そうこうする内に、男の子、
ようやくお賽銭を出し終えたかと思うと、
背負っていた小さなリュックを地面におろし、
合掌しながらぺこりと頭を下げ祈り始めた。
男の子に合わせるように
両隣に立つ父母も一緒に頭を垂れ、祈る。
正月の東京らしい澄んで冷えた空気。
木陰を縫い、目の前で祈る親子3人の背中を
くっきりと浮かび上がらせる日の光。
程なく3人はお参りを終え、
脇の階段を下りていきました。
職員3名も、その後に続いて、
お参りをさせてもらったわけなんですが。
私、目をつむり、合掌しながら、
たった今までここで祈っていた男の子の、
健気で真っ直ぐな仕草が
瞼の裏に浮かんできて仕方がありませんでした。
実にいい姿だったなあ。
この先当分の間、お参りをする度に、
思い出すことになりそうです。
12月28日、午後、快晴。
午前中に暮れのあれこれを一段落させ、
役場職員3名で小春日和のJ村を銀座商店街までそぞろ歩き。
わき道のおでん種屋さんの軒には、
お節料理のビラ。
いやーすごい人出・・・
新巻鮭に蒲鉾、伊達巻、お刺身、
これもお正月の定番。
あっ!茹でダコっ!
取り立てて何ということもないものですが、
タコで燗酒というのもいいんだよなあ。
口中に広がる
山葵醤油とタコの旨味と酒の甘み、
お正月の無敵の脱力アイテムの1つと言っていいでしょう。
「どれでも3品1000円」。ここの人だかりもすごかった。
お茶屋さんの店先、
年の変わり目に、
茶筒を新調するなんていう方もいらっしゃるんでしょうか、
気分が変わって中々いいものかもしれませんね。
時を追うごとに増える人の数。
そして、お正月と言えば、やはりこちら、お餅。
いつもはお団子や芋ようかんや豆餅や草餅や、
なんやかんやと賑やかなウィンドウの中、
この時期は鏡餅が幅を利かせてます。
J村銀座商店街、今日明日と、
さらに賑わうことでしょう。
特に用事があるわけじゃないんですが、
また見に行ってみようかな・・・
こちらは2年前のクリスマス・イブに
村内で撮った写真。
彼は昨日も路上に佇んでいたんだろうか?・・・
ケロちゃんサンタ殿、あなたにお天道様の御恵みをっ。^^
大陸からの寒波が押し寄せたこの1週間、
明るいJ村は冷えっ冷え。
今日は冬至、冬の底。
寒さの本番はこれから、
屋外をうろうろする時は、
コートを着込みマフラーを巻いて、
肩を縮こめ力を入れっぱなしという日々が
まだまだ続きそうです。
ここ15年くらい行ってないんですが、
J村のバス通り沿いにある
「大番」という定食屋さん。
ここには、
とん辛子たっぷりの甘からいタレで、
豚ロースと豆腐とにんにく粒をごろごろと煮込み、
キュウリの千切りと刻みネギをトッピングした、
村のソウルフード「からし焼き」があります。
スタミナたっぷりの食材と、
濃い目の味付けと、
「えーいこれでもかっ!」というボリュームは
働くおぢさんたちの強い味方。
あまり働かないおぢさんや、
一般青年、婦女子のみなさんには、
小ぶりなサイズの「ミニからし」をおススめしますが。
今年は、かぼちゃと柚子湯と、
「からし焼き」レギュラーサイズで
冬の寒さを乗り切ろうかしらん・・・