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ボケ

明るいJ村役場の玄関先には、
ボケ(木瓜)の小さな植木があります。

今年も赤い小さな花が咲き、

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割るとソーダ水のような
いい匂いのする実がなっています。

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上の写真ではちょっと分かりにくいんですが、
この植物、よく見ると枝に棘があります、
ネットで確かめたところバラ科なんだそうで。

そう言われてみると
葉っぱがどことなくバラに似てますね。

鉢植えや盆栽としても人気。

愛好者が集う「日本ボケ協会」という団体もあるんです。
http://nbk.info-niigata.net/

協会のホームページによれば、
花や枝ぶりの妙を競い合う「日本ボケ展」や、
http://nbk.info-niigata.net/boke-p02/

ボケの楽園とも言うべき「日本ボケ公園」もあり、
http://nbk.info-niigata.net/boke-p06/

今年の2月には日本ボケ協会による
こんな本も刊行されています。

efc24ac1.jpeg









http://nbk.info-niigata.net/boke-p10/
 

実を使った「ボケ酒」「ボケジャム」など、
花以外にもたくさんの楽しみを提供してくれる植物・ボケ。

このような魅力の数々を
まっすぐに知れば知るほど、
こちらの口元が小さく緩んでくることを
どうにも抑えられない罪な名前です。^^

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秋の新作

明るいJ村役場の隣には、
私の母方の実家があります。

昔そこには古い文化住宅が建っていて、
細い路地に面した広い庭があり、
柿の木が3本生えていました。
http://akaruij.blog.shinobi.jp/Entry/3/

やがて家は建て替えられ、
木は切り倒され、
ずいぶんと狭くなった庭の片隅には、
1本だけ柿の木が植えられました。

そのような様変わりからも、
早20年以上の歳月が過ぎ、
最初は頼りなげだった新しい柿の木も大きく育ち、
秋になると立派な実をつけるようになっています。

この秋の新作は、こちら。







c9048fce.jpeg








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とても甘く大きな実。

もいだ柿を、
乾いた布でぴかぴかになるまで磨くのは
心楽しい作業。

鏡のように光る柿の実の面に、
懐かしい風景や人々の姿を探しながら。

きゅっきゅっきゅっきゅっ・・・

むずむず

10月18日、日曜日。

散歩の途中、とあるポスターに目が釘付けになった後のこと。
http://akaruij.blog.shinobi.jp/Entry/74/

村の図書館に辿り着いた明るいJ村役場職員3名は、
各々目当ての本を探し、然る後に合流。

喫茶コーナーで一休みしながら、
お昼ご飯の食材を買い物しがてら、
役場に戻ろうという話に。

そして、スーパーマーケットに向かう途中、
団地の棟の間を抜けるときに撮った写真がこちら。

1c239faa.jpeg







団地の敷地内にある
なんということもない小さな公園。

なんということもないのに、


   (どこかで見たことがあるな、この風景・・・)


写真を見るたびに、
頭の隅の方を
既視感の糸ミミズが1匹むずむずと這って
3秒くらいで視界から消える。

なんだろう、ううう、、、と、
しばらくの間気持ちが悪かったんですが、
昨日ある映像をハっと思い出しネット検索をしたところ、
分かりました、たぶんこれです。









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ジョルジュ・デ・キリコ作『通りの神秘と憂鬱』。

絵の中で、黄色い道が奥に向かってのびていく角度と、
問題の写真に写った丸石の列の右手の道路が
奥に向かって伸びていく角度が図らずも酷似。

子どもの頃、
たまたま家に置いてあった小さな美術図鑑のシリーズ。

四六判くらいの大きさのハードカバー、
えんじ色の模造革張り装、
1冊あたりの厚さは1cmちょい。

全部で10巻くらいあったかなあ・・・

お気に入りは、
ダリやらマグリットやらブラックやら
ポロックやらデュシャンやらウォーホルやらが載っていた現代美術の巻。

頁をめくるたび、
不可思議な世界の扉を開くような気持ちに、
それが楽しくて、繰り返し眺めてました。

本の中で見かけた奇妙な街路の記憶が、
時を隔て、公園の風景を見た瞬間、
シャッターを切らせたものか。

はたまた散歩の最初に目撃した
あのパワフルなポスター^^が、
心の地層をおかしな具合に攪拌したのがきっかけか。


ぬぬぬ・・・


三つ子の魂、、、、とりあえず四十路までは生き延びていたようで。