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むずむず

10月18日、日曜日。

散歩の途中、とあるポスターに目が釘付けになった後のこと。
http://akaruij.blog.shinobi.jp/Entry/74/

村の図書館に辿り着いた明るいJ村役場職員3名は、
各々目当ての本を探し、然る後に合流。

喫茶コーナーで一休みしながら、
お昼ご飯の食材を買い物しがてら、
役場に戻ろうという話に。

そして、スーパーマーケットに向かう途中、
団地の棟の間を抜けるときに撮った写真がこちら。

1c239faa.jpeg







団地の敷地内にある
なんということもない小さな公園。

なんということもないのに、


   (どこかで見たことがあるな、この風景・・・)


写真を見るたびに、
頭の隅の方を
既視感の糸ミミズが1匹むずむずと這って
3秒くらいで視界から消える。

なんだろう、ううう、、、と、
しばらくの間気持ちが悪かったんですが、
昨日ある映像をハっと思い出しネット検索をしたところ、
分かりました、たぶんこれです。









ee492f78.jpeg









ジョルジュ・デ・キリコ作『通りの神秘と憂鬱』。

絵の中で、黄色い道が奥に向かってのびていく角度と、
問題の写真に写った丸石の列の右手の道路が
奥に向かって伸びていく角度が図らずも酷似。

子どもの頃、
たまたま家に置いてあった小さな美術図鑑のシリーズ。

四六判くらいの大きさのハードカバー、
えんじ色の模造革張り装、
1冊あたりの厚さは1cmちょい。

全部で10巻くらいあったかなあ・・・

お気に入りは、
ダリやらマグリットやらブラックやら
ポロックやらデュシャンやらウォーホルやらが載っていた現代美術の巻。

頁をめくるたび、
不可思議な世界の扉を開くような気持ちに、
それが楽しくて、繰り返し眺めてました。

本の中で見かけた奇妙な街路の記憶が、
時を隔て、公園の風景を見た瞬間、
シャッターを切らせたものか。

はたまた散歩の最初に目撃した
あのパワフルなポスター^^が、
心の地層をおかしな具合に攪拌したのがきっかけか。


ぬぬぬ・・・


三つ子の魂、、、、とりあえず四十路までは生き延びていたようで。

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