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明るいJ村のほぼ真西約300㎞に位置する
福井県F村の友人から、またも嬉しいメールが。
こちらです。↓
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福の憑いた食堂を見つけましたので、
お便りいたします。
*
【F村便り♪】
近くを通る度にずっと気になっていた食堂。
その名も「幸福食堂」。
神がすーっと降りてくるような印象がいたします。
のっけから、味わい深い店構えに
くすぐられて仕方がありません。
看板に
のれんに
軒先に
繰り返される「幸福」の2文字。
店頭のショーケースのなかでは、
たぬきの置物の脇で
小型の照明器が規則正しく回転を続け、
あたかもステージのような佇まい。
さっそく店内へ。
のれんをくぐると出迎えてくれたのは、
80歳?に手が届きそうなおじいさんと
おじいさんのような髪形をしたおばあさんのご夫婦。
短髪でサッパリとした髪型が印象的ですが、
たぶんご兄弟ではないはず・・・
聞くともう45年以上お店を続けられているそうで、
私よりも10歳年上ですねと申し上げると
「もっと長くやってるかも知れんねぇ~
でも、ほんと若いときにもどりたいわ。」
ハリのある声でにこやかに返してくれました。
いただいた玉子丼(580円)も玉子がふんわり、
お麩、かまぼこ、たまねぎにもダシがしみていて、
素朴で懐かしい味が口の中に広がります。
おふたりのようにやさしい味です。
自家製のお漬物もいい具合になれていておいしい。
メニュー表のウインナー定食(900円)も気になります。
長きに渡り幸福を背負ってきた食堂。
また、おふたりに会いに行こうと思います。
★F村役場嘱託職員・M拝
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ううむ・・・
幸福食堂のショーケース。
お店や料理やメニューに関する情報、一切なし。(汗)
もちろん、社会性のあるメッセージも、
芸術的な主張も一切なし。
小さなミラーボールは光っているから、
時には、道行く人の注意を引くこともあるでしょう。
「ん?」
と気になった人が、
近づいて行ってのぞき込んでも、
ミラーボールの背面には鏡だけがあって、
結局、小さな陶器の人形たちの背中に縁取られた、
自分の顔を見ることになる。
J村界隈の
王子神社の拝殿の奥には、
http://www.city.kita.tokyo.jp/misc/kanko/data/a/2.html
ご神体として丸い大きな鏡が
置かれていますけれども、
幸福食堂のショーウィンドウは
ほとんどこれと同じ構造をしてますね。
さすが、Mさんが神さまの降臨を
察知しただけのことはあります。
「特に何をしてあげられるわけじゃないんだけど、
まあ、あなたの気の済むまで、一緒にいますよ」
というような、
頼りになるような、ならないような、
そんな雰囲気の神さまがこの食堂を贔屓にしていて、
さっぱりと油の抜けたおじいさんとおばあさんに、
今日もお世話をされているんでしょう。
Mさん、F村の幸福の形、
しかと見届けさせていただきました。
ありがとうございます。
次回は、玉子丼と比べて、
ウインナー定食の値段がなぜこんなに高いのか、
そのあたりの謎を中心に、
幸福食堂のレポートをお願いできれば幸いです。(笑)
またのお便りを心よりお待ちしています。