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水たまり

2010年7月10日、土曜日。

近所の公園に行ってみると、
前日に降った雨で、
土の階段の両脇を仕切る丸石が流れてました。

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漬物石くらいの大きさのやつがゴロゴロと。

雨水の流れはかなり激しかったんでしょう。

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遊歩道のあっちこっちに大きな水たまり。

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水たまりには、
木立と雨に洗われた青空が映りこんでいました。

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足を踏み入れると、
そのまま向こう側に突き抜けてしまいそう。

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じっと見ていると、
上下さかさまになったあちらの世界から、
こちらに向かって何かが入りこんで来ても
おかしくないような気がしてきます。

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   滝のような大雨の降った翌日、
   公園の遊歩道を歩いていると、
   路上の澄んだ水たまりの中から
   水かきのついた半魚人の手がニュっと・・・


とか、


   空がぱっかり割れるほどの激しい雨が降った翌朝、
   公園を散歩していると、
   『おーい・・・ おーい・・・』と誰かの呼ぶ声がする。
   
   足を止め、あたりを見まわす。

   人影はない。

   時刻は午前4時12分。

   確かめるまでもない、
   朝の日課になったこの散歩では、
   滅多に人とすれ違うこともないのだ。
   
   おかしいな、空耳かなと首を傾げ、歩き始める。

   『おーい・・・ おーい・・・』しばらく行くとまた声がする。

   気のせいじゃない、確かに誰かが私を呼んでいる。   

   立ち止まり耳を澄ます。

   さっきよりも声が大きくなっている、
   男の子?女の子?よく分からないが、
   声の主はどうやら小さな子どものようだ。

   真夏とは言え、この時間の公園はまだ涼しい。

   空気はひんやりとしているし、
   朝露で湿った草や樹や土の良い匂いもしている。

   爽快なことこの上ない。

   にもかかわらず、
   私の脇の下と額にはいやな汗が噴き出している。

   なおも続いている呼び声に耳を傾けながら、
   あたりの様子をうかがう。

   黒い木立と大蛇のようにゆったりとくねる遊歩道。

   人の姿はない。

   遊歩道のアスファルトの路面の上には、
   水たまりがいくつも出来ている。

   数歩先の大きな水たまりに、
   明け始めた空が広く映りこんでいる。

   木々の枝葉の黒い影に縁取られ、
   水たまりの中の空は白っぽく輝いている。

   いや、まて。

   光っているのは、空だけじゃない。
        
   よく見ると、水たまりの中の、
   ひときわ太く張り出した枝の影の上に、
   ぼおっと白く輝く塊りが見える。

   『おーい!・・・ おーい!・・・ おーい!・・・』

   その白い塊りが、
   水たまりの中から這いずり出し、
   声を上げながらこちらに近づいてきたとき、
   両足は完全に痺れていて、
   私は一歩も動くことができなくなっていた・・・







とか。(笑)

いや~~妄想が膨らみます。

そうそう。

水たまりといえば、この日、
公園までの道すがら、こんな写真も撮りました。









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建て直し中の中学校の敷地に出来た、巨大な水たまり。

さて、ここからは何が出てくるのか、、

この大きさからすると、
えらいことになりそうなので、
妄想はこのへんにしておこうと思います。
 

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