忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

現代の味

6月の終りの週末。

職員Kと2人で、J村を散歩。

J村銀座商店街を北へ向かって中ほどまで進み、
路地を西に曲がってしばらく行くと、

  「ほら」

職員Kが指さす方、通りの左手に、
こちらの「千草寿司」さんがありました。

64f20d10.jpeg







  「ここはね・・・」

職員Kが知り合いのJ村ベテラン村民・主婦Hさんから
聞いたところによれば、
千草寿司さんは折詰寿司のテイクアウト専門、
近隣の住人から長く愛され続けているお店だそうで。

  「ははあ・・・」

散歩の途中、
これまでにも何度も前を通っていたお店の看板を
あらためてよく見ると、
そこには「現代の味」という挑戦的なキャッチコピーが。

二流三流の老舗にありがちな、
先例に闇雲に固執する頑なさとは無縁。

新しい時代の兆しを読む先見性と、
柔軟な姿勢と、
冒険心溢れる創意工夫が信条。

そういうことなのでしょうか。

  「どれどれ・・・」

私、残念ながらまだこちらのお寿司を試したことがなく、
職員Kの話に興味を引かれ、
さらに近付いてショーウィンドーをのぞいてみたところ、
このような作品が。






3bdb71b5.jpeg







主婦Hさんの話によれば、

  「いろんなネタがのってて、
   子どもの誕生日なんかに頼むと、
   結構盛り上がるんだからっ♪」

とのこと。

ccb2a853.jpeg







「寿司」という日本の伝統食に、
「デコレーション」という
欧米流の華やかなコンセプトを掛け算。

商品見本を見る限りでは、
掛け算の答えは意外にも「わびさび」、
私たちは、らせん状に一巡りし、
伝統の進化形を目の当たりにしているのか?!

まさに伝統と革新の火花散る融合。

よし。

近いうちに、商品見本じゃなく、
絶対にこの目で現物を確かめてやる。

言い知れぬ興奮に震える指でシャッターを切りながら、
胸の内で固く誓う、J村の昼下がりだったのだった。

PR