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6月の終りの週末。
職員Kと2人で、J村を散歩。
J村銀座商店街を北へ向かって中ほどまで進み、
路地を西に曲がってしばらく行くと、
「ほら」
職員Kが指さす方、通りの左手に、
こちらの「千草寿司」さんがありました。
「ここはね・・・」
職員Kが知り合いのJ村ベテラン村民・主婦Hさんから
聞いたところによれば、
千草寿司さんは折詰寿司のテイクアウト専門、
近隣の住人から長く愛され続けているお店だそうで。
「ははあ・・・」
散歩の途中、
これまでにも何度も前を通っていたお店の看板を
あらためてよく見ると、
そこには「現代の味」という挑戦的なキャッチコピーが。
二流三流の老舗にありがちな、
先例に闇雲に固執する頑なさとは無縁。
新しい時代の兆しを読む先見性と、
柔軟な姿勢と、
冒険心溢れる創意工夫が信条。
そういうことなのでしょうか。
「どれどれ・・・」
私、残念ながらまだこちらのお寿司を試したことがなく、
職員Kの話に興味を引かれ、
さらに近付いてショーウィンドーをのぞいてみたところ、
このような作品が。
主婦Hさんの話によれば、
「いろんなネタがのってて、
子どもの誕生日なんかに頼むと、
結構盛り上がるんだからっ♪」
とのこと。
「寿司」という日本の伝統食に、
「デコレーション」という
欧米流の華やかなコンセプトを掛け算。
商品見本を見る限りでは、
掛け算の答えは意外にも「わびさび」、
私たちは、らせん状に一巡りし、
伝統の進化形を目の当たりにしているのか?!
まさに伝統と革新の火花散る融合。
よし。
近いうちに、商品見本じゃなく、
絶対にこの目で現物を確かめてやる。
言い知れぬ興奮に震える指でシャッターを切りながら、
胸の内で固く誓う、J村の昼下がりだったのだった。